静岡市で製材所を営んでいる「有限会社かねき」です。
この記事では、製材所での仕事に興味がある方に向けて
について解説していきます。
製材所の仕事内容|大まかな7つの流れ
- 丸太を取りに行く
- 製材所で丸太を降ろす
- 皮剥き(かわむき)をする
- のこぎりで製材する
- 乾燥センターに製材を持ち込む
- 乾燥センターでプレナ加工
- トラックで輸送する
大まかな流れは7つになります。一つ一つ解説していきます。
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1静岡県森林組合連合会で丸太を落札後、自社のトラックで引き取りに行く
自社のトラック
静岡県森林組合連合会(県森連)で入札・落札した丸太を自社のトラックで取りに行きます。
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2丸太を製材所で降ろす
トラックに乗せた丸太を製材所で降ろします。
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3皮剥き(かわむき)
丸太を覆っている皮をむきます。皮自体は製品にはならないので多少の皮は人力で剥いて行きます。
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4のこぎりで製材する
縦方向のこぎり1号機
縦方向のこぎり2号機
上記の写真にある機械にのせて一般建築の大きさで製材をしていきます。残りの切端(残りの木材)は2号機で製材していきます。この作業は付きっきりで見ていないといけないため、体力が必要になります。
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5乾燥センターに製材を持って行く
製材した木材を乾燥センターに持っていきます。乾燥センターとは木材を乾燥させる場所。木材はしっかり乾燥させないと折れやすく、サイズが変わってしまいます。
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6乾燥センターでプレナ加工してもらう
プレナ加工機
乾燥センターにあるプレナ加工機でサイズを整えます。が、小さな木材であれば自社のプレナ加工機を使用してサイズを統一させます。
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7トラックで輸送する
最後に、お客様の元にトラックで運びます。
製材所の仕事がきついと感じる3つの時
- 仕事が減少している
- 危険製材機で指をきる)
- 体力がいる(冬でも夏も外での仕事)
1.仕事が減少している
人口減少で住宅の需要が下がっているため仕事が少なくっています。さらに、規格住宅で大手しか参入できないため、大手と取り引き出来ない製材所の需要も減少しています。
2.危険(製材機で指をきる)
製材する際にのこぎりやプレナ加工をするため、指を切ったり、骨折するなどの危険性があります。
そのため、集中して機械を扱う必要がありますし、職人と呼ばれる人も減少しています。
3.体力がいる
季節問わず外での仕事、かつ製材所は熱がこもっているため夏は塩ができるほど暑いです。体調管理は必須の仕事だと言えます。
製材所の仕事が楽しいと感じる2つの時【メリット】
- 定年が長い
- 定時で仕事が終わる(残業がない)
1.定年が長い
メリットになりますが、定年関係なく70歳頃まで仕事ができるのは嬉しい点でしょう。
65歳で一次定年としますが、どの製材所でも70歳頃まで仕事を続けることも可能です(※給料が下がる)。
2.定時で仕事が終わる(残業がない)
どの製材所も定時で仕事が終わるので残業がないのもメリットでしょう。当社の勤務時間は8時〜17時までとしており、残業を行ったことがありません。
向いてる人
- 体格がいい人
- 体が丈夫、体力がある
1.体格がいい人
木材を扱う仕事のため、体格が良く、筋力がある人の方が向いています。フォークリフトなどがあるため、昔ほど力を使う機会は減りましたが、それでもきつい仕事でしょう。
2.体が丈夫、体力がある人
季節問わず屋外で働くので体が丈夫で体力がある人の方が向いているでしょう。
向いてない人
- 短期の人
- 体が弱い人
1.短気の人
機械を扱うため気持ちにムラのある人や、注意散漫な人には危ない仕事だと言えます。
2.体が弱い人
上述したように、体が弱い人には向いていません。
製材所の給料は25万円〜30万円
一般的な給料は、月収25万円〜30万円ほど。